東洋出版株式会社

愛の子守歌から、死者への悲しみの歌まで、人生における、あらゆる生活の中で歌い継がれた民衆の心の歌をわかりやすく紹介する。

「ドイツ民謡とはなにか」との問いを投げかけつつ、ドイツ民謡の実体への手引き、入門書となっている。主としてドイツ民謡の中の「職業の歌」をとり上げた。

アウグスト公、ゲーテ、シラー、ヴィーラント、ヘルダー、コッツェブー等が歩き回る古典期のワイマールの、明確な方法論による臨場感溢れる演劇史を心がけた。

18世紀ドイツ。青春の生のリズム溢れる時代の演劇史。「この時代と次の時代（ロマン主義と古典主義）の関連」、「天才たちがこの狂乱の時代をどう克服したか」等を解明する。

17世紀ドイツ。この時代には特別な「生のリズム」が流れ、それがドイツ演劇に「バロック劇」を生み出した。その全体的把握が本書の目的である。

18世紀ドイツにおいて愛国的な作品を書いた詩人クライスト。彼の死後一世紀半に亙って多くの研究者や多方面の人々の努力により集められた書簡の全訳集である。

12世紀末、若しくは13世紀初頭のドイツにおいて、中世高地ドイツ語を以て書かれた民衆叙事詩の部厚な訳書。独逸最大の古典の大要を知り、かつ感じることができる。

ハインリヒ・マンに関するわが国ではじめての本格的な研究書。長大で難解な作品を読み解き、全体像の把握が困難な文学の世界へのアプローチを試みた。知られざる作家の多彩な作品と生涯。