#本づくりの心得

心得1

出版社選びについて

裁判沙汰が多い出版社や、コンテストに応募した著者に対して、特別に選ばれたかのような印象を与えるなどして、出版の電話勧誘販売を行っているような出版社は気を付けてください。過去に特定商取引法違反の電話勧誘販売業者に対する業務停止命令を下された出版社もあります。

心得2

自社で流通できる仕組みを持つ出版社が良い

書店流通をお考えであれば、発行元と発売元が同じ出版社が良いでしょう。取次との口座がないため自社で流通できず、流通業者にお願いしている出版社もありますが、取次への交渉などを考えると流通も自社で最後まで責任を持ってくれる出版社が良いと思います。

心得3

広告宣伝について

作品を一般の方にどのように知ってもらうかは大切なことです。より多くの人の目に触れるよう、新聞広告や書店営業などをしっかりやってくれる出版社は安心できます。書店流通を前提に見積もりをいくつかとって安い所に決めても結局広告を出したら高くなってしまう、というように広告や営業は出版費用とは別という場合もありますので、書店流通をお考えの方はその点も出版社に確認しましょう。

心得4

配本報告と実績報告について

書店流通はしても明確なデータを提示しない出版社もありますので、出版後、どの書店に何冊並んでいるのか、どのくらい売れているのかの明確なデータを教えてくれる出版社は著者にとっても安心できます。

心得5

自費出版はどうやっても儲からない

印税で少しでも出版費用を取り戻したいという著者の方がいますが、殆どの場合、本の売り上げだけではその費用を補填することは出来ません。印税で元をとろうとすると、数万部は売る必要がありますが、日本では年間8万冊近い本が出版されています。その中で1万部も売れるのは全体の数%にも満たない極一部の本です。 出版するからには少しでも売れたいというのが本音だと思いますが、そんなに甘くないのが現実です。 もう一度出版する意義を考え、その意義のもとで出版することを考えた方が良いと思います。 もし、デビュー目当てで自分の作品を出版したいという考えであれば、自費出版ではなく、新人賞に応募し続ける方が賢明です。

心得6

共同出版、協力出版も結局は著者がすべて負担する自費出版

自費出版会社のコンテストや原稿募集に応募してみたら、「入賞はしなかったが良い作品なので、出版しませんか?」という返事が返ってくる場合があります。協力出版とか、共同出版という類のもので、費用が安くなったり半分になったりしますが、作家として認められたのだと勘違いしないでください。実際の所、他の出版社に自費出版として見積もりを出してもらえば大して変わらない金額で出版できます。共同出版、協力出版と聞こえはいいかもしれませんが、結局は「自費出版」であり、出版費用は全て著者持ちなのです。

心得7

納得出来るまで契約しない

自費出版を行っている出版社は、殆どが良心的なサービスを心掛けています。しかし、それでもトラブルが絶えないのは、自分の成績を伸ばすために著者の事を考えず、過大な期待をさせ、過剰なセールスで契約に持ち込む会社もあるためです。
どんなに細かなことでも、納得するまで聞いてください。その上で、心から納得できたときに、契約書にハンコを付いてください。