【絵本の自費出版】作り方の基本から売れるための方法まで解説
あなたの物語を絵本に!自費出版の基本と売れる方法
「自分だけの物語を絵本にして、世界中の子どもたちに届けたい」
多くの方が一度はそんな素敵な夢を思い描かれたことがあるのではないでしょうか。しかし、いざ絵本を自費出版しようとすると、「どんな手順で進めればいいのだろう」「どうすれば多くの人に読んでもらえるのだろう」といった疑問や不安が出てくるものです。
こちらでは、絵本の自費出版を成功させるための具体的な方法を、基礎から丁寧にご紹介します。どのような絵本を作りたいかを考えるステップから、読者の心をつかむ作品づくりのコツ、そして実際に出版するまでの流れまで、夢を形にするためのすべてがわかります。
どんな物語を届けたい?絵本の種類とジャンルを知ろう

絵本づくりを始めるにあたり、まずはどのような作品にしたいのか、その全体像を具体的にすることが大切です。一口に絵本といっても、対象読者やテーマによってさまざまな表現があります。ここでは、作品の軸となる絵本の種類やジャンルについて見ていきましょう。
まずはここから!読者となる子どもの年齢で考える絵本の種類
絵本は、主に子どもの成長段階に合わせて作られます。誰に届けたいかを考えることで、物語の内容や言葉選びが明確になります。
赤ちゃん向け絵本(0~2歳頃)
視力が発達段階にあるため、はっきりとした色使いや単純な形のイラストが中心です。擬音語や繰り返しのあるリズミカルな言葉遊びが多く、触って楽しめる仕掛け絵本も人気です。
幼児向け絵本(3~5歳頃)
物語への理解が深まる時期です。友達との関係や生活習慣など、身近なテーマを扱うことで共感を呼びます。少し長めの文章や、喜怒哀楽のあるストーリー展開も楽しめるようになります。
児童向け絵本(6歳頃~)
小学校低学年になると、より複雑な物語や教訓を含むテーマも理解できるようになります。文字量が多くなり、絵が物語を補足する役割を担う作品も増えてきます。
伝えたいテーマで選ぶ、絵本の多彩なジャンル
届けたい読者層が決まったら、次は物語の核となるテーマを考えます。絵本の世界には、自由な発想を広げる多彩なジャンルが存在します。例えば、空想の世界を冒険するファンタジー、クスッと笑えるユーモア、挨拶や片付けなどを楽しく学ぶ生活習慣、数字や言葉を覚える知育などがあります。また、歴史上の人物や科学的な事実を伝えるノンフィクションというジャンルも、子どもの知的好奇心を刺激します。あなたが作品を通して最も伝えたいメッセージは何かを考えることが、ジャンル選びの指針となります。
個性を表現する、イラストのタッチと画材の選び方
絵本の印象を大きく左右するのがイラストです。物語の雰囲気に合わせて、最適な表現方法を選びましょう。優しい雰囲気を出すなら水彩や色鉛筆、はっきりとした力強い印象ならアクリル絵の具やCGが向いています。その他にも、ちぎり絵や切り絵などの貼り絵、布や粘土を使った立体的な表現、写真を用いる方法もあります。さまざまな画材や技法を試しながら、自身の物語にぴったりのタッチを見つけることも、絵本制作の大きな楽しみの一つです。
「売れる絵本」に共通する3つの条件|長く愛される作品づくりのヒント

作りたい絵本の方向性が固まったら、次は「多くの読者に届ける」ための工夫を考えます。長く愛される絵本には、いくつかの共通点があります。ここでは、読者の心をつかむための条件をご紹介します。
子どもの心をつかむストーリー構成と魅力的なキャラクター
子どもたちが最後まで夢中になれる、わかりやすいストーリー展開は不可欠です。物語に意外性があったり、読後に温かい気持ちになったりするなど、読者の心に残る工夫を凝らしましょう。また、子どもたちが自分を重ねて感情移入できるような、親しみやすく魅力的なキャラクターを生み出すことも大切な要素です。
思わず引き込まれる、絵と文章の心地よいリズム
絵本は、絵と文章が一体となって物語を伝えます。ページをめくるたびに、絵がストーリーを豊かに表現していることが重要です。また、文章は声に出して読んだときの心地よいリズム感を意識しましょう。「てくてく」「ふわふわ」といった擬音語や擬態語を効果的に使うことで、物語の世界にぐっと引き込むことができます。
書店で手に取ってもらうための装丁(タイトル・表紙)の重要性
売れる絵本にするうえで、中身と同じくらい重要なのが、読者の目に留まる「表紙」と「タイトル」です。数多くの本が並ぶ書店で、一目で内容の魅力が伝わる表紙でなければ、手に取ってもらうことはできません。タイトルも同様に、覚えやすく、子どもや保護者の興味を引く言葉を選ぶことが、作品を届けるための第一歩となります。
夢を形にする!絵本の出版方法・自費出版の流れ・出版社の選び方を解説
物語と絵の準備が整ったら、いよいよ出版のステップです。ここでは、主な出版方法の種類とそれぞれの特徴、販売までの具体的な流れ、出版社選びのポイントを解説します。
主な出版方法は3種類!それぞれの特徴とは?
出版には大きく分けて3つの方法があります。出版社が費用を全額負担する「商業出版」、著者と出版社が費用を分担する「共同出版」、そして著者が費用を負担する「自費出版」です。商業出版は難易度が高いですが、自費出版は作品の内容やデザイン、出版部数などを自分で決められる自由度の高さが最大のメリットです。
【完全ガイド】企画から販売まで!絵本の自費出版のステップ
自費出版は、一般的に以下の流れで進みます。このステップを理解しておくことで、スムーズに準備を進めることができます。
- 企画・構想
- 原稿(文章と絵)の制作
- 出版社選びと相談
- 契約・見積もり
- 入稿と校正(色や文字の確認)
- 印刷・製本
- 流通・販売
後悔しないための出版社選びのチェックポイント
自費出版の成功は、信頼できるパートナー(出版社)選びにかかっています。費用だけでなく、サポート体制や実績などを総合的に見て判断することが大切です。自分に合ったおすすめの出版社を見つけるために、以下の点を確認しましょう。
- 作りたい本の分野での出版実績
- 印刷や製本の品質
- 担当者によるサポート体制の充実度
- 書店への流通網を持っているか
- 費用の内訳が明確でわかりやすいか
想いを込めた一冊を、未来の子どもたちへ
絵本の自費出版は、決して簡単な道のりではありません。しかし、作りたい絵本の種類を定め、読者の心に響く工夫を凝らし、ご自身に合った出版方法を選ぶことで、その夢はぐっと現実に近づきます。大切なのは、あなたの物語に込められた想いを深く理解し、最後まで責任を持って伴走してくれるパートナーを見つけることです。
「あなただけの物語を、絵本という“カタチ”で世に残したい」。
東洋出版は、その純粋な想いを何よりも大切にしています。
1954年の創業以来、長年の教科書出版で培った高品質な印刷・製本技術と、全国の書店との強い信頼関係が私たちの誇りです。企画のご相談から、美しい色彩を再現する印刷、そして読者のもとへ届ける流通・販売まで、すべてを自社グループ内で責任を持って一貫対応いたします。
どの書店に何冊届けられたかという配本実績も明確にご報告するため、出版後のご不安もありません。記念としての10部からの少部数出版にも対応可能です。
お客様一人ひとりの大切な夢を、確かな品質で“カタチ”にすること。それが東洋出版の使命です。まずはお気軽にご相談ください。
絵本・写真集・漫画・小説などの自費出版に関するコラム
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